1080P(1920*1080)で完成させる場合であっても、4K UHD(3840*2160)で撮影する目的はいくつもありGH4で動画撮影を始めてからほぼ4Kモードでしか撮影してこなかったが、1080Pも使用すべきと結論したためその理由を話そう。
●まず4K撮影のメリット
①トリミング自由度の向上映像サイズは、単純に1080Pの4倍。編集時の傾き補正や、撮り方によっては一つの映像でマルチカメラ風に切り取ることもできる。
②解像度の向上
1080Pを遥かに上回る解像度で記録し、PCで1080Pにダウンコンバートすることで、
1080pドットバイドット、間引きなしの1080p解像を狙うことができる。
PCのソフトウェアでのレンダリング設定によるところがあると思うが、
1080p撮影よりも、4kダウンコンバート1080pのほうがわずかに低ノイズ高解像なのは経験的にも確かである。
③色深度の向上
上の①②は直感的にも分かりやすいが、③については多くの人にはまずカラーサンプリングについて補足が必要だろう。
まず、市販のDSLRを含むビデオカメラのカラーサンプリング(色の記録の仕方)は4:2:0だ。
4:2:0を一般的にj:a:bと示しそれぞれの意味を記載するとこうなる。
j=画素横幅の基礎数(縦は画素数2)
a=1列目のカラー自由度
b=2列目のカラー自由度
すなわち、4:2:0とは
基礎数j=4
ccdd=a
0000=b
となる。言い換えれば、4画素あたりに色情報1つということだ。
4Kからダウンサイジングすることで色深度が向上できるというのは昔から知られている話で簡単に言えば4Kから1080pにダウンコンバート(1/4に画映像を間引き)することで、4画素あたり1つの色情報であったのを1画素あたり色情報1つにすることができるらしい。
つまり4:2:0を1/4に圧縮することで、4:4:4風にできるというこだ。
(4k 4:2:0) c、dは変数
ccdd eeff
0000 0000
gghh i i j j
0000 0000
gghh i i j j
0000 0000
↓ダウンコンバート(4画素を1画素に統合)
(1080p 4:4:4) c、d、e、f、g、h、i、jは変数
cdef
ghij
深度は数値だけでみれば4倍だ。
(備考)
映像の場合、色情報はRGB(255:255:255)ではなく、Y:Cb:Crで表す。
Y=輝度(235段階)
Cb=B-Y(カラーブルー+輝度)
Cr=R-Y(カラーレッド+輝度)
カラーは-1~+1の範囲で表され、青(+1)の反対(-1)は黄色、赤(+1)の反対(-1)は緑で表され、グラデーションのカラーパレットが描かれている。
●ただし4K撮影にはデメリットも
GH4の4K撮影はいいことだけではない。1080pと4kではクロップファクターが異なり、通常35mm換算で2倍だが、4K撮影では2.3倍にもなる。すなわち、高解像で広く画角が撮りたい場合4Kを使うと逆に画角が狭まってしまうというジレンマだ。
そこで、4K(100Mbps)ダウンコンバートと1080p(200Mbps)撮り比べてみたのが冒頭の画像だ。GH4+フォーカルレデューサー0.71+12mmで35mm換算19㎜相当で撮影している。
※上記の通り、クロップファクターが異なるため、画角の狭い4Kが小さく表示されてい。
わずかに4kダウンコンバートが高解像だがほとんど差がないだと。
しかもこれは、編集時点にフレームを切り出したもの。いわば素の画質だ。遠景でも1080p(200Mbps)はかなり優秀。
最終的にアップロードする場合は最終的に1080P 8Mbps、.wmvに落とし、かつ動画サイトで再度エンコードされるためこの差は判別不可能と考えて間違いないだろう。
●結 論
バカの一つ覚え的に4Kでしか撮ってこなかったがこの程度の差しかないならば、画角的に有利な1080p(200Mbps)も使っていくべきと結論した。
(1080pのほうが編集も楽。楽というのはPCのマシンパワーの意味で。)
とはいえ、手持ちの装備で最高画質を狙うのが趣味人のロマンでもある。
画質重視、画角重視。時と場合に応じた采配は必要だ。
(α7RIIとかフルフレームで4K撮れるやつ買えば全解決だけど買うのは無しだ。)
TPOをわきまえた探究者への道は続く。

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